和歌山県立医科大学の初期研修カリキュラムでは1~3ヶ月ずつ希望した科の研修を受けることができ、当科では月あたり3名までの初期研修医がローテートしています。
指導医(助教あるいは学内助教)のもと、主に入院患者への診療を通してリウマチ・膠原病に関する診断・治療の考え方、各種の手技、ステロイドや免疫抑制薬を用いた治療に伴う様々な副作用や、感染症を初めとした合併症などの諸問題への対応を学ぶことができます。
当科で扱う疾患群は多臓器を広く障害すると同時に専門性が深く、当科で学ぶことは将来的にリウマチ・膠原病を専門にする予定の先生は勿論のこと、他分野に進む場合にも有用な知識となり得るものです。また、希望があれば研修中に経験した症例について学会で発表する機会なども積極的に設けます(当科から積極的に推薦いたします)。2021年6月には初期研修医の寺本寛先生が第232回日本内科学会近畿地方会において若手奨励賞・最優秀賞を受賞しました(「心臓合併症を呈した抗ミトコンドリア抗体陽性筋炎の1例」)。
2年間の初期研修を終えた医師を対象に、内科の新専門医制度にのっとった上でリウマチ・膠原病の専門医を目指して診療・研究を行うことができます。当科では当院内部に限らず、外部からも常時後期研修医、助教、およびさらに講師クラスのスタッフを募集しています。当科は和歌山県内でリウマチ・膠原病診療あるいは研究が行える唯一の施設です。見学の希望があれば藤井まで連絡ください。
後期研修医は、上級指導医からの指導を受けつつ初期研修医の指導を行う中間指導医として、外来・病棟の診療を通してリウマチ・膠原病に対するより専門的な知識を学ぶことができます。また、研究や学会での発表なども行えるよう指導しています。
なお希望があれば国内外の他施設への留学なども可能です。先生方のキャリアを高めるために精一杯お手伝いいたします。
応募・見学の手続きは、下記までご連絡ください。
和歌山県立医科大学附属病院 藤井隆夫
リウマチ・膠原病科学講座(平日9時~17時)